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冬季うつに注意〜私の症状や対策について

私は、発達障害のASDとADHD、そしてパニック障害があります。最近までは、できる限り元気に仕事や遊びに活発に活動していましたが、12月に入ったころからだんだん寒さが厳しくなり始めたので、うつにも注意が必要になってきました。

寒さや日照時間に影響される心

私は天気や気候に気分や体調が影響されやすく、特に雨の日や寒さで憂鬱になるため、これからの季節は毎年少しうつっぽくなります。いわゆる冬季うつです。

どのような感じになるかと言いますと、まず朝起きるのが辛いのです。冬の朝はあまり明るくなく寒いため、暖かい布団から出たくなくなります。寒くてもすぐに起きることのできる夫にはいつも尊敬します。私は出かけるギリギリまで布団にいたいですし、暖房で部屋を暖かくしてもらったりします。

寒いと外出が億劫になるので、服も防寒を第一に考えて選びます。また、冬はすぐに日が暮れるため、憂鬱な気分になりやすいです。お風呂も面倒に感じます。(不安が強いため、ヒートショックが怖くて入りにくくなってしまうのもあります。)

冬の気持ちの落ち込みにー私の対策

これまで「うつ病」とは診断されていませんが、毎年のように冬に気持ちが落ち込む私がどう冬を乗り越えているのか、私なりの対策をお話しします。

イベントに楽しみを見出す

まずは、楽しみを見つけます。12月なら大好きなクリスマスがあるので、イルミネーションやお店のクリスマス仕様を楽しみます。すでに街やホテル、お店の飾りを見に出かけたり、クリスマスケーキを食べたりして、ウキウキする気分を感じています。冬季うつの症状で、甘いものを食べすぎることもあるため注意は必要ですが、引きこもるよりずっと良いと感じています。現在、血糖値は健康診断でも正常の範囲内なので安心しています。

年末年始のお休みも大好きな時間です。毎年どこかに出かけ、宿泊先のホテルで新年を迎えることが多いです。どこに行くか、どのホテルにするかを考える時間がとても楽しいです。

これまで、年末年始を東京や名古屋、兵庫や大阪などで過ごしました。自宅には小さなテレビしかないため、ホテルの大画面テレビで紅白歌合戦を観るのが楽しみになっています。大晦日の雰囲気も大好きで、夫とお菓子を食べながら暖かい部屋で過ごす時間が本当に幸せです。元旦もそのまま楽しくお正月を過ごします。

バレンタインやホワイトデーなど、冬には素敵なイベントがまだまだたくさんあります。大好きなチョコレートを選ぶのも毎年の楽しみです。あれこれイベントに向き合いながら最も寒い2月を無事に乗り越えると、ホッとします。そして、3月あたりから気分が明るくなってきます。

日常生活に楽しみを見出す

冬の楽しみはイベントだけではありません。自宅では、大好きなお茶を飲むために可愛いパッケージのお茶を買う楽しみがあります。お気に入りの暖かい部屋着を着て過ごしたり、面倒に感じるお風呂も、可愛い入浴剤やボディソープで楽しい時間に変えたりしています。

また、温かい食事を楽しむことも大切です。おでんやうどん、しゃぶしゃぶなどの鍋料理が大好きで、これを楽しみにお気に入りのお店に行きます。食事の写真をSNSに投稿することで、喜ばれることもあります。それもまた楽しみの一つです。

少しでも気分が明るくなるように

こんなふうに私は、少しでも気分が明るくなるよう、日々の工夫を心がけています。これからが冬本番ですが、ワクワクする時間をたくさん作り、冬季うつを楽しく元気に乗り越えていきたいと思います。

執筆者プロフィール

川田直美(かわだ なおみ)

障害者ドットコムのコラムニスト・ピアサポーター
Webメディアで自身の発達障害(ASD・ADHD)やHSP、精神疾患(パニック障害)についてコラムを書いています。オンラインサロンや計画相談支援でも自身の障害を生かして活動しています。生きづらさを抱えながらも日々楽しみを見つけて暮らしています。
◇障害者ドットコム 公式サイト
https://shohgaisha.com/
◇川田夫妻の発達障害日記 https://www.youtube.com/@yuichi_naomi_hattatsu
 

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